2025-12-20
山本啓詁の和歌おみくじ 第十六番
梅が枝に 来ゐる鶯 春かけて 鳴けどもいまだ 雪は降りつつ
よみ人知らず
[ 首の意味 ]
首の意は、梅の枝にやって来た鶯よ。おまえは春を待ちかねて鳴くけれど、まだ雪が降りつづいている、という歌。
※新潮日本古典集成 古今和歌集より
[ 山本啓詁よりあなたへ ]
ふり続く冷たい雪が、あなたの声を遮って、誰にも届いていないと思っているのではありませんか。でも、あなたの声をじっと聞いている優しい息づかいが聞こえるはずです。鳴いているときは、誰の声も聞こえないものですよ。泣くのをやめて耳を澄ましてみませんか、あなたを思う暖かく優しいこえが聞こえてくる筈です。
ことの葉のうた
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